シフォンケーキ3/100 もち粉のシフォンと米粉の話

もち粉を入れると、もっちり食感になるのね。
お月見の為に、団子を作りたかった私は、白玉粉を購入するべきところを、もち粉を買ってしまいました。そこで、もち粉を使ってシフォンケーキを作る事にしました。もち粉を入れた感想は、ふんわり食感にもっちりの弾力がプラスされたシフォンに仕上がりました。今回は、もち粉のシフォンケーキと米粉やもち粉についてのお話しです。
目次
米粉は総称って知ってた?私は知らなかったよ。
数年前、グルテンフリーに興味があり、米粉でお菓子を作りたいと思ってた私は、さっそく米粉をスーパーに買いに行きました。私は米粉は「お菓子が作れるお米の粉」が1種類だけだと思っていたのです。実際の米粉のコーナーには、上新粉やもち粉など色んな種類の粉がありました。米粉が総称と知らなかった私は、パニックになり、購入を断念。もち米やうるち米を粉にしたもの=米粉なので、確かにもち粉や上新粉も米粉なのです。地域によっては、米粉=上新粉という認識の所もあるようです。私の母もそうでしたし、スーパーの人に聞いても同じでした。
米粉の一般的な物を表に書き出してみました。(上の画像)
グルテンフリーではない米粉、購入時は注意が必要
「グルテンフリー」という言葉も一般的になり、米粉=グルテンフリーのイメージがありますが、グルテンが添加されているものもあるので、アレルギーだったり、グルテンフリーのダイエットをしている為に、米粉を購入するという場合には原材料の表示を確認する事をおすすめします。パン用米粉と記載のあるものは、グルテンが添加されているはずです。逆に、パンを作ろうとして製菓用の米粉で作るとグルテンが入っていないので、別途グルテンの粉を購入する必要があったりも(レシピによって)はするので、注意しましょう。
3/100,もち粉のシフォンケーキ
もち粉のシフォンと言っても、初めてなので、いつも作るプレーンのシフォンケーキのレシピの小麦粉の半分をもち粉にしてみました。全もち粉は未だ不安。今回作りながら、思った事。
- 卵黄生地が通常の小麦粉の時よりは粘りが出にくい
- メレンゲと卵黄生地の混ざりは特に問題なし
- 焼いている時の上がり方も、小麦粉とかわりない。
- 焼き上がりは、小麦粉だけよりもキメが細かい。
- 通常のシフォンより手でちぎると、ちぎり辛いが、生地が固いわけではない。
- 食感は、小麦粉のみのシフォンよりも弾力がある。
- 生地が軽い割には、自立してつぶれにくい。
もち粉を入れると「もっちり」するのはもち米だから。
もち粉は、もち米をそのまま乾燥させて作ります。もち粉という名前の他に、牛皮粉(ぎゅうひこ)や大福粉(だいふくこ)とも呼ばれているようです。もち米だからもちもちするのねと当たり前ですが納得しました。製菓用の米粉よりも、もっちり感がでるので、もっちりが好きな方はもち粉で作る事をおすすめします。
米粉シフォンケーキはこんな人におすすめ。
①プレーン以外のシフォンを作りたいが、メレンゲとの混ぜに自信がなく、ココア生地などには挑戦できない方。
プレーンと扱いがほぼ同じなので、ココア生地のようにメレンゲを潰して失敗する事がないです。
②プレーンよりも、腹持ちがいいシフォンケーキが作りたい方。
もちもちで弾力があるので、プレーンのシフォンよりもお腹にたまります。
③デコレーションをしたい方。生地はより柔らかいのが良いという方
生クリームなどのデコレーションをする場合、通常より長く焼いたりして少し固めに作る事もあると思いますが、柔らかい割にしっかりと自立するだけの力があるので、デコレーションに向いていると思います。
④グルテンをあまり摂取したくない方。
全部をもち粉にすれば、グルテンフリーですが、半分だけもち粉にしてもグルテンの摂取量が減らせます。しっとりもちもちしているので、満足感ありです。
終わりに
小麦粉も良いですが、米粉も最近は種類が豊富で色々なお店から販売されています。色々なブランドの米粉を使ってお菓子を作ってみるのも楽しいと思います。米粉シフォンケーキを作っての感想はあくまで私自身が感じた事なので、あまり専門的ではありませんが、作る時にすこしだけ、参考にして頂けるとうれしいです。